婚活のお話

なぜ婚活のおとぎ話を作ったのか?

それではこのブログをつくろかなぁ~と思った経緯をお話しします。

特殊すぎるぜこの業界!

婚活業界に入ったあおいは正直、特殊すぎるこの業界にかなり困惑しました。

なぜなら根本的に謙虚である日本人が、こと婚活になれば豹変しちゃう人が多いということです。

少し1例をだしてお話しします。

あおいは自動車の中古車販売をしていました。

あおいが働いていた中古車屋はそこそこ大きく、何店も販売店があり主に高級国産車&高級外国車を売っていました。

そこに、もし中古のメルセデスベンツでプライスが600万のお車があったとします。

このようなお車の場合だいたいコミコミ600万なりませんか?という商談からスタートが多かったイメージです。なかには「100万引いてよ!」とおっしゃる強者の方もいました。

ただ、婚活業界に置き換えると「300万しか払えないのですが、この600万のメルセデスを売ってくれませんか?」というお客様がそれなりにいるということです。

中古車業界では全くもってありえないことですし、そのようなお客様と遭遇したこともありません。

何が言いたいかというと、婚活はスペックありきの活動なんです。

婚活内の通貨はズバリ「スペック」!

上の見出し通りスペック=婚活内の通貨というイメージで理解して頂いてほぼほぼ大丈夫です。

基本的に婚活は会員が検索端末に条件を入れて自分が申し込みたい人に申し込むということが基本的な活動になってきます。

そこで重要なのはスペックです。

要するに自分はこのスペックですがあなたと商談(お見合い)したいのですがいかがですか?

とアプローチをかけていきます。

スペックはお写真以外全て数字で決まってくるといっても過言ではありません。出身大学は数字じゃないのでは?と思われますが、大学の基本は入試時の偏差値で序列が決まります。

学部学科によって偏差値の上下がありますが根本は数字です。

そして出身大学である程度勤務先の企業が決まってきます。

あっ!一部除外・・・医師だけはこの限りではありません。医学部底辺大学出身でも医師免許があれば話が全く変わってきます。医師狙いの女性は医師か医師以外かだけで出身大学を気にされる方はほぼいなかったです。あと弁護士なんかの一流資格もここに該当するかもです。

おっと話がそれてしまいましたが、、

またまた何が言いたいのかとなるのですが、自分のスペックを理解してる人も理解してない人もいっぱいいます。

ただ理解していてもどうすることもできない方が意外と多いということです。

お客様が泣いてしまう魑魅魍魎のおとぎ話の世界

「自分のスペックは理解しています・・・でも理想はこれだけ妥協してるのだからこれ以上は下げることはできません・・・」

「ただ僕は心から幸せにしたい人を望んでいるだけなのに・・・」

本当にこの理由で面と向かって泣かれたことが多々ありました。

あおいはこれを言われると何も言えません。。

相談所内でこちらの方が望むスペックの方はたくさんいられましたが、お相手の方が望む希望と全くマッチングしないのです。

もしこの状況で「このような方がいますがお会いしてみませんか?」と伝えるとします。

正直にいいます。

十中八九「ん~ちょっとこちらの方は・・・ごめんなさい・・・」と言いつつ、顔は「はぁ~ふざけてんの」なのです。

業界に入った頃はなんとかごり押しで「会うだけ会ってみてくださいよ~」と言ってお見合いまでいってうまくいったこともあります。

でもそれはごく僅かでほとんど、、99.5%お断りされるんですね。

もう疲れてきてしまって。。

ではどうするかとなりますよね。

この時は「・・・難しい戦いになりますが一緒に頑張っていきましょう」になります。

無理だろう・・・あおいはそう感じていても、一緒に頑張ろう!と期待を持たせるおとぎ話をするしかないのです。

婚活業界の疑問とジレンマが膨らんでいく・・・

おとぎ話・・・無理だろう・・・でも、相談所には月会費が入ってくるし、私たち結婚相談所はボランティアじゃないんだ。利益集団なんだ。

そう思うようにしました。

でもね、流通でも自動車でも製造でもお客様が泣くことってないんです。怒られることがあっても泣かれることなんて一度もないんですね。

お客様、、ちょっとお客様という表現が適切ではないと思うのですが泣く業界、医療と冠婚葬祭しか思いつきませんでした。

本当にこのままでいいのかな。会員もどんどん時間がたっていく。女性は特に年齢が一つ上がるだけで状況が一変する。

本当にいいのかな「・・・難しい戦いになりますが一緒に頑張っていきましょう」なんて言って。

でも決まる会員はそれなりに決まるし、あおいが担当する会員の成婚率も悪くない。むしろトップクラス。。

でも、本当にそれでいいの?うまくいかない会員は適当にごまかして、あなたのことちゃんと考えてますみたいな感じで接して、時間だけがいたずらに過ぎて行って。

この人の人生かかってるのに本当にそれでいいの?

婚活業界の仕事が大好きだけど大嫌い!

結果が出なく退会していく会員。

「ちょっと疲れてしまって・・・少し休憩しますね。あおいさんにはお世話になりました。」

それを相談所の上司に伝えると「はははは、、そんなもんだよ笑」

えっ、それでいいの?

新人カウンセラーの時はそう思っていました。でも、人間慣れてくるんですよね・・・

婚活業界はボランティアではありません。どこの相談所も利益を目指すのは当然なことです。ただ人の人生がのっかりすぎる業界です。

婚活は成功より失敗のほうが多い業界です。毎回会員からこんな感じで言われて・・・時には罵られて・・・あおいは重圧に耐えきれなくなりました。

ちょうどその時、中古車業で独立する知人から「いっしょにどう?」とお誘いを受けましてそれを受け、少し婚活業界から距離を置くことにしました。

本質はあおいが一番好きな業界!それは婚活業界

今は結婚相談所を独立開業した知人のサポートなんかさせてもらったりとそのつてでプランニングなんかのお仕事をさせて頂いたりしています。

本当にガッツリ婚活業界で働いた数年間、そして今もその業界に携わっていること。

あおいは本心はスゴク好きな業界なんですね。上で嫌いと言ったかもですが、成婚が決まった時の会員を見たとき、他の業界では味わうことができない笑顔が見れます。

「あっ、人間てここまで素敵な笑顔ができるんだ」

なのです。

あおいは感受性が豊かな方なので「あおいさんと出会えて本当に良かったです!」なんて言われたら泣いちゃいますしね。

伝えきれてないことが山ほどある

長々とすみません・・・

ではやっと本題です。このブログを開設した理由は伝えれることが山ほどあるからです。

そして自分の力不足で婚活をやめていった方の懺悔でもあります。

曖昧な言葉じゃなくキッチリ現実を伝えるべきだった。どんなにキレられようともしっかり伝えるべきだった・・・とずーーーっと心にわだかまりがありました。

あおいは今後婚活業界に携わっていくと思いますが一線で働くことは絶対にないですし、もしかしたらこの業界から完全に足を洗うかもしれません。

なので婚活の本質を毒舌的に伝えることができるのかなと。

曖昧なことばでお茶を濁さず、本質を伝えることができると思っています。

まとめ

これは創作です!

「はぁ~??」ですよね。まぁ~その程度でお付き合い頂けたらと思います。

ではでは「婚活のおとぎ話」をどうぞよろしくお願いします。

あおい